正しいクレンジングでエイジングケア
クレンジングは、肌を素の状態に戻すという、エイジングケアに大切なファーストステップです。あなたは、正しいクレンジングを理解して、きちんと実践できているでしょうか?そこで、今回は、正しいクレンジングを行うために、クレンジングの基本についてご紹介します。
クレンジングの役割
クレンジングの役割は、水で洗っても落ちないメイクなどの油溶性の汚れを落とすことです。メイクアップ料には、肌に密着させるために油分が含まれているため、汗やホコリなどの水溶性の汚れを落とす洗顔料では落ちないので、メイクをした日はクレンジングの必要があります。
メイクは心理効果や紫外線ダメージなどの外的要因から肌を保護してくれるはたらきがありますが、肌に負担も与えています。人によってメイクの仕方や濃さの違いがありますが、それにかかわらず、クレンジングで油性の汚れを落とすことがエイジングケアの基本です。なぜなら、クレンジングでメイクを落とさなければ、肌に残ったままの油分が酸化してしまい、肌老化をもたらすからです。
また、クレンジングでメイクを落として肌を清潔に保つことで、そのあとに使う化粧水や美容液などのエイジングケア化粧品の美容成分が、浸透しやすくなります。
ただし、間違ったクレンジングを行うと、毛穴が詰まる原因になったり、肌荒れや肌トラブルを引き起こすこともあるので、正しいクレンジングでしっかり汚れを落とすことが大切です。
正しいクレンジングの方法
クレンジングで最も大切なポイントは、力を入れずにやさしく行うことです。メイクをしっかり落とそうと、強く擦ってしまうと、乾燥肌の原因にもなるので注意が必要です。
正しいクレンジングの方法は、まず、適量のクレンジング料を、皮脂分泌の多い額から鼻にかけてのTゾーンにのせ、メイクとなじませます。その後、頬などのUゾーン、そして目元や口元などにのばし、やさしくなじませましょう。ただし、ポイントメイクをしていたり、濃いメイクをしている場合は、目元・唇・眉からクレンジングを始めましょう。
クレンジングは肌に負担がかかるので、できるだけ短時間で済ませるようにしましょう。時間をかけ過ぎると、肌のうるおいまで取り過ぎてしまうことにもなります。すすぎまでは40秒程度、すすぎで20秒、合計60秒くらいを目安にしましょう。
また、すすぎのお湯が熱すぎると、皮脂が落ちすぎて乾燥肌の原因になり、冷たすぎると、クレンジング料を流しにくくなります。そのため、33℃〜35℃前後のぬるま湯で、手早く洗い流すのがポイントです。
メイクをしたまま寝てしまうと、肌のターンオーバーが妨げられ、古い角質がたまったり、肌のみずみずしさが失われます。どんなに疲れていても、メイクは必ず夜のうちに落とし、エイジングケア化粧品でお手入れも済ませてから眠ることが大切です。
まとめ
クレンジングはどうしても肌に負担をかけてしまいます。そのため、正しいクレンジングの方法をきちんと実践し、できるだけ肌に優しく行うことが大切です。クレンジングでもエイジングケアを意識しましょう。