テクスチャーの異なる化粧品

化粧品のテクスチャーで効果に違いがあるの?

化粧品のテクスチャーとは、「質感」「手触り」「触感」といった意味で、肌にのせた際の感触やさわり心地、つけ心地のことです。さまざまなテクスチャーがあり、好みも人それぞれですが、テクスチャーによって化粧品の効果に違いがあるのでしょうか?

そこで今回は、化粧品のテクスチャーと効果の関係性やテクスチャーによる使い方のポイントについてご紹介します。

テクスチャーと効果の関係性

化粧品のテクスチャーは、いろいろな成分によって調整や改良をされます。

たとえば、化粧水や美容液、オールインワンゲルのテクスチャーを調整するために使われる、キサンタンガムやカルボマー、ペクチンなどは、水にとろみを増すために使われる増粘剤で、乳化の分離を抑制するはたらきも期待できます。

メイクアップ化粧品や保湿クリームなどに使われパルミチン酸デキストリンは、油を増粘させるはたらきがあります。

最近では、増粘剤に界面活性剤のはたらきを加えた(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマーなどの高分子乳化剤の開発も盛んです。

このように、さまざまな増粘剤の開発や配合技術の発展によって、化粧品のテクスチャーの幅が増えています。

増粘剤以外にも、化粧品の品質を低下させる金属イオンから化粧品を守るEDTA-2Naなどのキレート剤、クエン酸などのpH調整剤も、化粧品のテクスチャーや品質維持の一端を担っています。

しかし、テクスチャーを調整するこれらの成分は、保湿効果やエイジングケア効果とは関係がないことが多いのです。

また、化粧品の保湿成分で有名なヒアルロン酸は、化粧品に1%配合するとゼリーのようなテクスチャーになります。

一方、ヒアルロン酸と匹敵する保湿力を持つプロテオグリカンは、そこまでの粘性はありません。

このように同じような保湿力を持つ成分でも、性状が違うので、同じ濃度で配合してもテクスチャーが異なります。

しかし、乾燥肌対策にはどちらを使っても同じ効果です。保湿成分以外でも、美白成分、エイジングケア化粧品成分や医薬部外品などもそれぞれ性状が異なるので、テクスチャーに影響を及ぼすことがありますが、これらの成分も効果と性状には関係がありません。

テクスチャーによる使い方のポイント

好みのテクスチャーがあるなら、年中同じものを使っても構いませんが、季節に応じて使い分けるのもよいでしょう。

たとえば、春の後半や夏には、保湿クリームでもべたつきのないジェルタイプのものにして、冬の乾燥の季節には、油分がリッチな美容オイルやバームタイプの保湿クリームにするというような使い分けがおすすめです。

季節だけでなく、肌質でテクスチャーを選ぶのもよい方法です。たとえば、脂性肌なら、年中さっぱりタイプを使い、夏でも乾燥肌なら、リッチなクリームを使うなどです。

さらに、テクスチャーによって使い方にポイントがあります。

さらっとした化粧水ならでコットンに含ませて使ってもよいですし、化粧水パックやコットンパックに使うこともおすすめです。

一方、とろみのあるテクスチャーの乳液や保湿クリームは、コットンに浸透しにくいため、ハンドプレスが向いています。

また、一般的にスキンケアやエイジングケアのアイテムは、軽いほど水分が多い傾向にあります。使い方の順番はテクスチャーの軽いものから重いものが基本です。

まとめ

テクスチャーと化粧品の効果には関係がないことがお分かりいただけたと思います。

テクスチャーは自分の好みで選ぶことで、使用中の満足感にもつながり、楽しみながらスキンケアやエイジングケア、メイクができるのです。

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