カラダ全体の肌悩みの原因と対策は?
エイジングにともなって、肌悩みは増えてくるものです。肌悩みの原因はさまざまで、ほとんどの肌悩みに共通する原因もあれば、個別の原因もあります。だから、肌悩みは、その原因をしっかり理解して、予防や改善の対策を実践することが大切です。そこで今回は、肌悩みの原因と対策をご紹介します。
顔の肌悩みの原因と改善対策
乾燥肌には、大気などの外的要因と加齢などの内的要因があります。乾燥肌の対策としては、スキンケアやエイジングケア化粧品だけでなく、さまざまな観点から考えて保湿することが最も大切です。
インナードライ肌は、乾燥肌の1種なので、乾燥肌を解消することでインナードライ肌も改善できます。
敏感肌の主な原因は、乾燥などによるバリア機能の低下なので、乾燥肌の改善対策をすることで改善ができる場合が多いのです。
しわには、小じわ、真皮じわ、表情じわがあり、小じわは乾燥が、真皮じわは真皮の衰えによるコラーゲンやエラスチンの減少が、表情じわは表情のクセが原因です。そのため、小じわ以外は、エイジングケア化粧品だけで解消するのは難しいのです。
たるみは、真皮の衰え、表情筋の衰え、皮下脂肪の衰え・肥大化が原因なので、エイジングケア化粧品で解消することが難しく、予防がとても大切になってきます。
ほうれい線は、浅いものは乾燥が原因なので、乾燥の対策を行うことで改善できますが、深いものは肌のたるみが原因なので、エイジングケア化粧品で解消することが難しく、予防がとても大切になってきます。
毛穴には、詰まり毛穴、黒ずみ毛穴、開き毛穴、たるみ毛穴、乾燥毛穴、メラニン毛穴などがあります。その原因も皮脂の過剰分泌、酸化、角栓、たるみ、乾燥、紫外線と多岐にわたるので、原因を理解し、それに応じた対策が必要です。
くすみは、血行不良、メラニン、乾燥、ターンオーバーの乱れ、糖化、毛穴の汚れなどが原因になるので、原因を理解して対策することが必要です。
目の下のくまには、青ぐま、茶ぐま、黒くま、赤くまがあり、原因は、順番に、血行不良、メラニン、たるみ、目の疲れなどです。こちらもそれぞれの原因を理解して、エイジングケア化粧品による対策や、食べ物などによる内側からの対策を行いましょう。
しみは、大きく分けると、老人性色素斑、脂漏性角化症、対称性真皮メラノサイトーシス、炎症性色素沈着、そばかす、肝斑があり、炎症性色素沈着以外は紫外線が影響しています。だから、改善のためには紫外線対策が大事になります。もちろん、サンバーンもサンタンも予防のためには、紫外線をブロックすることが大切です。抗炎症成分配合の薬用化粧品や美白化粧品を使うことでもサンタンやシミの予防が可能です。また、日焼けのアフターケアには抗酸化作用のあるエイジングケア化粧品を使ったり、酸化を防ぐ食べ物を摂ることもおすすめです。
大人ニキビは、原因が特定していませんが、肌の乾燥、ストレス、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れなどが関係しているので、これらの要因を避ける生活を心がけることが大切です。
顔以外の肌悩み
手荒れは、多くの場合、乾燥と手に対にする接触性の刺激が強いことが原因です。対策としては、水仕事の際に手袋をしたり、ハンドクリームを塗ったりして乾燥を防ぐことが基本になります。
薄毛は、睡眠不足やストレスによる成長ホルモンの分泌量の減少、過度なダイエットによる栄養不足などが原因です。そのため、シャンプーや育毛剤による対策に加え、生活習慣の見直しも重要になります。
デコルテは、しわやしみなど顔と同じ肌悩みがでてしまうパーツなので、化粧品によるスキンケアや紫外線対策を行いましょう。
ひじ・ひざ・かかとは、顔の皮膚の構造との特徴の違いから、乾燥や黒ずみなどの肌悩みが目立ちやすいパーツです。だから、まずは保湿ケアで予防することが基本です。
むくみは、血液中の水分が血管の中から外ににじみ出し、皮下組織に溜まった状態のことで、顔でも起こります。むくみの予防や改善のためには、水分排出を促す食品の摂取や、血液循環をよくする日常生活の工夫が大切です。
まとめ
肌悩みの原因はさまざまですが、スキンケアだけでなく、バランスのよい食事、適度な運動、十分な睡眠といった質の高い日常生活を基本として、予防や改善の対策を実践することが大切です。